2007年8月22日水曜日

毛越寺を訪ねて

奥州「平泉」。藤原氏の光と影を垣間見る。戦乱で亡くなった人々の霊を慰め、浄土へ導くことを目的とされ造営された毛越寺庭園。その池泉にある緩やかな州浜の美曲線は、まるで、自身が、天空から、この地を眺めているかのごとく、錯覚を与える。岩島にある石組みも、目を細めて眺めていると、遠く人を寄せつけない仏教界最高峰の山、須弥山の険しさを思わせる。当時と現代とでは、こうした庭の形成も若干、異なるとは、思うが、藤原氏の世を慈しむ心が、見事に反映されてる気がする。真夏の平泉。37℃に達した灼熱の白昼、極楽浄土への古人の思いを、心に感じ、思わず合掌。 鈴木